SDGs

初田製作所のSDGs

2022年12月に120周年を迎える初田製作所は、
人命・財産・文化を火災から守ることを企業理念とし、
創業より人と社会を重視した経営方針を実践してまいりました。

誰一人として取り残さない(Leave no one behind)というSDGsの理念に賛同するとともに、
企業成長や経済活動で発生する社会への不利益を自分ごとと考え、
社会包摂や環境課題への取り組み行動(SDGs活動)を推進いたします。

SDGsの達成に向けて具体的アクションを起こし、
社会に貢献しながら、更なる成長を目指します。

初田製作所のビジョン・バリューを軸として、国連の持続可能な開発目標(17項目)を指針に、
3つのサスティナビリティに向けての重点課題を設定いたしました。

HATSUTA品質による、
安全・安心な社会への取り組み

安全対策強化サポート

持続可能な都市及び人間居住を実現するために、火災による被害を最小限にとどめることを目的とした診断サービスを実施しています。「火災発生リスク簡易診断サービス(HTCサービス)」を無償でお客様へご提供することにより、消防法を遵守するだけでは避けられない火災発生リスクを発見します。また、その後の安全対策強化をサポートし、住み続けられるまちづくりを目指します。

診断実績 1,280件(国内 1,060件、海外 220件)
※2014.6 ~ 2022.1

火災リスク簡易無料診断サービス
(HTCサービス)
安全対策強化サポート

消火器の一元管理システムによる
廃棄物ゼロに向けての取り組み

生産者責任の観点から廃棄消火器の回収に関するコンプライアンスに焦点を絞った、消火器の一元管理システム「NEW ECOSS・ゼロエミサービス」を提供しています。廃棄物ゼロに向けたインフラ整備は、産業化を促進するとともにお客様のCSR活動をサポートいたします。

NEW ECOSS・
ゼロエミサービス
消火器の一元管理システムによる廃棄物ゼロに向けての取り組み

すべての人が使いやすい
製品開発への取り組み

製造物責任法(PL法)や国連環境条約を遵守した消火器、消火設備・システムの開発はもとより、ユニバーサルデザインの採用により、全ての方が安心して使用できる製品開発を行っています。実際の消火器使用状況を想定し、誰にでも認識(見分け)しやすい、配色に考慮したデザインを心がけています。こうした当社の製品開発ポリシーによって、たとえば色覚に障害のある方へも、確実に消火器に関する情報を伝える事が可能となります。誰もが安心して、もしもの時に瞬時に使用できる製品開発は、大切な人命にかかわるインフラ基盤と考えています。

ハツタの取り組み
すべての人が使いやすい製品開発への取り組み

安全・安心のための消防設備機器を理解・体感していただく取り組み

小学生から大人の方々まで、目と耳で驚きながら体験できる、いざというときに活かされることを目指し、体験型施設「実消舘」と展示型施設「Bix Gallery」を運営しています。「Bix Gallery」では、「消火器ゾーン」「歴史ゾーン」「消火設備・キャビネックスゾーン」「防雷神ゾーン」「ECOゾーン」「避難ハッチゾーン」「UDゾーン」等をご覧いただけます。また、災害時に活用できる「自主防災商品」の展示・体験もございます。

安全・安心のための消防設備機器を理解・体感していただく取り組み

環境にやさしい
防災システムの創造

サスティナブルな取り組み

廃棄となった消火器は、廃消火器リサイクルシステムにより回収し、解体処理を行い、消火薬剤・容器・部品等に分別することにより、再資源化率は90%以上となります。回収した粉末消火薬剤は、(再生)加工を施し、新たな粉末消火薬剤に混合しています。製造される消火器の消火薬剤には、60~80%の再生薬剤が使用されています。
また消防用プロホースにおいては、ペットボトルから作られた再生糸を使用し、しなやかで耐摩耗性に優れた、取り扱いやすい製品も製造しています。ペットボトルの本数に換算すると、65Aホース1本あたり167本のペットボトルを使用しています。

サスティナブルな取り組み 廃消化器リサイクルシステムのマテリアルフロー ペットボトル再生糸を使った消防用プロホース

地球温暖化対策への貢献

低炭素社会への実現に向けた環境省による気候変動キャンペーン「Fun to Share」に参加し、全国の自治体などとの連携を視野に入れた社会貢献に努めています。
例えば、オフィス及び工場内での電力の削減による「省エネルギー化」や、本社リサイクル工場の屋上に太陽光発電設備を設置し、「再生エネルギーの活用」に取り組んでいます。また、文書類の電子化で紙の使用を削減し「ペーパーレス化」することで、可燃物の削減も進めています。

地球温暖化対策への貢献
エネルギー使用量と温室効果ガス(GHG)排出量 エネルギー使用量と温室効果ガス(GHG)排出量

オゾン層保護運動への取り組み

国連環境計画(UNEP)によるオゾン層保護を目的とした環境条約「モントリオール議定書」により、すでにハロン消火薬剤の生産は中止されています。気候変動とその影響に配慮し、ハロン代替ガスの開発・利用普及に努めるとともに、「国家ハロンマネジメント戦略」に基づいて「ハロンの適正な管理・回収・再利用」の普及啓発活動にも取り組んでいます。また、途上国にある関連会社においてもオゾン層保護への対応を実施いたします。

消防環境ネットワーク
すべての人が使いやすい製品開発への取り組み

社会を取り巻く
全ての人々の幸せを実現

社員への投資を推進し、
社会課題へ貢献

持続可能な経済成長と雇用、働きがいのある人間らしい仕事(ディーセント・ワーク)を促進するために、法定資格や社内資格など、役割や必要に応じた「資格の取得を奨励」しています。初田製作所では、下記の資格保持者が在籍しています。​

社員への投資を推進し、社会課題へ貢献 社員への投資を推進し、社会課題へ貢献 社員への投資を推進し、社会課題へ貢献

基礎教育を推進し、防災業界へ貢献

防災業界に就労されている人々のレベルアップ教育を目指して、「セールスカレッジ」の名の下、防災体験など基礎学習プログラムを毎年開催し、全国から多くの方々に受講いただいています。社外の防災業界で働かれている方々へ向け、我々の果たすべき使命「被害を最小限に抑える」ことを広く啓蒙するために、「防災スペシャリストの育成」を目指した研修会を開催しています。​

基礎教育を推進し、防災業界へ貢献

防災プロ人材の育成を推進し、
社会や環境課題へ貢献

人材の教育・育成を推進することは、社会課題の解決へ貢献する取り組み行動であると考え、体験型消火設備機器の総合研修センター「実消舘」を活用した「SPSクラブマイスター研修」を実施しています。​研修では、消火設備に関する技術習得を目指し、防災プロ人材の育成に取り組んでいます。

体験型防災スキルセミナー
(SPSクラブ)
防災プロ人材の育成を推進し、社会や環境課題へ貢献

東南アジア向け学校建設プロジェクト
S-PROJECT

弊社は、学校建設と防災教育に取り組んでおります。
消防設備機器の売上の一部で学校を建設し、子どもたちに教育の機会を提供します。

S-PROJECT
防災プロ人材の育成を推進し、社会や環境課題へ貢献